当社におきましても本年(令和7年)11月3日より七五三詣に当たり、『碁盤の儀』を実施しております。

『碁盤の儀』は、皇族男子が数え5歳になると行われる皇室の伝統儀式である『深曽木(ふかそぎ)の儀』を基としております。

深曽木の儀では、①右手に檜扇(ひおうぎ)、左手に松と橘の枝を持って日置盤の上に立ち、②髪に櫛を入れ和鋏にて毛先を切り揃え、③盤上の2つの青石を踏みしめ、④「エイッ」の掛け声と共に盤から飛び降りられます。日置盤は“高天の原”を表し、石を踏むのは禊(みそぎ)、飛び降りるのは大地に足をしっかりつける意とされております。

当社の碁盤の儀では、◇碁盤のように筋目正しく育つように、◇足腰が強くなるよう、◇しっかり立って生きてゆかれるよう願い、①履物(草履や靴)を脱ぎ、②右手に扇、左手に松と橘(千両を代用)の枝を持って世界を表す碁盤の上に上がり、③「エイッ」の大きな声と共に碁盤から飛び降りていただきます。

左:松と橘(千両を代用)の枝
右:女児用の扇(紅白の房付)と男児用の扇
※社務所にてお貸ししております、ご使用になられた後は必ずご返却ください。



七五三詣のお子様方が益々お健やかに成長されますことを心よりお祈り申し上げます