皆さん、こんにちは。

本年、平成29年も残すところ三週間余りとなりました。皆さんにとって本年はどのような一年だった

でしょうか?

当社は、4月より月毎にその月を代表する花の添え印を押印する、「季節を感じる御朱印」、

そして先月、11月よりは川口市内の神社9社による「川口九社詣 勾玉巡り」も始まり、非常に

大勢の方にご参拝にお越し戴き、当社を知って戴くことが出来、素晴らしい一年となりました。

本題に移りまして、年の締めくくりを飾る、12月の花の添え印は、「水仙」でございます。

花言葉は、先月の「山茶花」同様に花の色によって異なるそうで、水仙全体としては、「自己愛」・

「うぬぼれ」。これはギリシャ神話に登場し、ナルシストの語源にもなっているナルキッソスの

逸話に由来し、学名も彼の名からNarcissus(ナルシサス)というそうです。

当社の水仙は白色の花を想定しており、白色の水仙の花言葉は、「尊重」・「神秘」となります。

神道の言葉に、「神は人の敬によって威を増し、人は神の徳によって運を添う」というものが

ございます。これは、鎌倉幕府の執権であった北条泰時が制定した「御成敗式目」の中で述べられた

もので、要約すると「神及び神社は、人々の尊信・敬意によって一層神威(神徳)を増し、人はその

高められた神威(神徳)によって愈々発展する」となり、神と人との関係性(互恵性)を説いたもの

ですが、”神秘的な神と人との関係性における互恵”のみを説いたのではなく、人と人との関係でも

“互いに尊重し合う気持ちを持つことで自ずと良い結果が導かれる”ということも内包しているのでは

ないでしょうか。当社と致しましても慢心すること無く、今後ともご参拝下さる皆さんとより良い

関係性を構築出来ますことをご祈念致しますと共に明年、平成30年が皆さんにとって幸多き素晴らし

い年となりますこと心よりお祈り申し上げます。

社務の都合により御朱印帳への浄書がお受け出来ない場合がございます。事前に判明している場合

は、instagramやFacebookに投稿してございますのでご確認下さい。

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